2017-04-12 第193回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
しかも、汚染水地下処理場からの汚染水漏れ、フランジ型タンクからの汚染水漏れ、タンクの傾き、K排水路からの汚染水の海洋流出と、トラブルが相次ぎました。 そして、最後の切り札として出てきた陸側遮水壁、通称凍土壁で、建屋への流入量が日量三百トンから約百二十トンに減った。目標の百トンをおおむね達成したと経産省は言っていますけれども、しかし、平均値でさえも目標に届いていない。
しかも、汚染水地下処理場からの汚染水漏れ、フランジ型タンクからの汚染水漏れ、タンクの傾き、K排水路からの汚染水の海洋流出と、トラブルが相次ぎました。 そして、最後の切り札として出てきた陸側遮水壁、通称凍土壁で、建屋への流入量が日量三百トンから約百二十トンに減った。目標の百トンをおおむね達成したと経産省は言っていますけれども、しかし、平均値でさえも目標に届いていない。
その後、あの事故を起こして、私も一年半前に原子力災害の現地対策本部長になって、一F本体の廃炉・汚染水対策に取り組んでまいりましたけれども、例えば去年も、K排水路の情報を出さなかったということで県民の皆様方に大変不安を与えてしまった、こういう事象もありました。 あのときも、一生懸命やっていたけれども、いわゆるデータを開示する必要性を余り感じていなかったと。
○高木副大臣 多分それは、ことし二月の、福島第一原発のK排水路の情報公開の問題が起きたときだったと思います。あのときに、昨年からデータとしてわかっていながら公表をしてこなかったということで大変大きな問題となりましたので、そのときに東電に私の方から、まず情報公開というものが一番大切である、そういった旨を指示いたしました。
まず、本年でありますが、ことしの二月にK排水路から汚染水の外洋流出が明らかになった。そして、これは公表してこなかったことで漁協関係者の不信感を招いたということもありました。さらに、五月には、耐圧ホースからK排水路を経由して高濃度汚染水が港湾内に流出。通常二十九ベクレル・パー・リットルに対して、これは一千二百ベクレル・パー・リットルという大変高濃度の汚染水が漏れたわけであります。
少し事実関係を申し述べさせていただきますと、いわゆるK排水路の問題につきましては、放射性物質濃度、排水先、改善策等について、昨年の二月、東電から廃炉・汚染水対策現地調整会議で説明されました。その後、東電が調査等を行っておりましたけれども、その間、規制庁及び当省には何ら報告がないわけでございます。
そのような意味からも、先般のK排水路をめぐる東京電力の不十分な情報公開によりまして、その信頼関係に大変大きな影響を与えたというのを大変遺憾であると思っております。 これを踏まえまして、高木経済産業副大臣からも東京電力に対してリスクの総点検を指示し、四月の二十八日に東京電力の報告があったところであります。
○副大臣(山際大志郎君) 先ほどのK排水路の問題を受けまして、二月の二十六日に高木副大臣からリスクの総点検を指示して以降、福島第一原発の敷地境界外に影響を与える可能性があるリスクを広く対象として、先ほど申し上げましたように、国も主体的に関与してリスク低減に向けた課題を詳細かつ体系的に整理いたしまして、四月二十八日にその結果を公表したところでございます。
御質問の汚染水の外洋流出につきましては、先般報道にございました福島第一原子力発電所の敷地内の雨水あるいは地下水が流れるK排水路と呼んでおります流路からの流出と理解いたしまして御回答申し上げます。
○政府特別補佐人(田中俊一君) まず、事実関係でございますが、K排水路の汚染については、特定原子力施設監視・評価検討会において昨年の一月以降議論を重ねております。その当時に、東京電力からの報告では、高い濃度の汚染水は出ているという報告ではありませんでした。しかし、取得したデータについては随時速やかに報告するよう東京電力に指示してまいりました。
○副大臣(高木陽介君) ただいま御指摘がありましたK排水路の放射性物質の流出について、まず昨年十二月に東電より、清掃を実施しても排水路の濃度が十分に下がらないことについて報告を受け、事務方より、更なる調査、対策を行うように指導いたしました。 この指導を受けて、結果として、二号機原子炉建屋大物搬入口の屋上部のたまり水、これが汚染源として検出されて、それが二月二十四日に東電より公表されました。
○政府参考人(土井良治君) K排水路問題を受けまして、先ほど副大臣からお話がありましたように、リスクの総点検の指示が出ております。この実施に当たりましては、私ども廃炉・汚染水対策チームも、四月二日、五班に分かれて現地に乗り込んで現地調査を行うとともに、項目の洗い出しや対策の必要性等について助言を行うなど積極的に関与してまいりました。
○政府特別補佐人(田中俊一君) 先ほど高木副大臣から御説明がありましたように、このK排水路の問題を契機として、福島第一の敷地境界外に影響を与える可能性のあるリスクについて、その課題を事業者自ら整理したものと承知しておりまして、事業者がこうした系統的な取組を行って取り組むことは望ましいと考えています。
○高木副大臣 今委員御指摘のように、二月にこのK排水路問題が発覚をいたしまして、私の方から東京電力の方に、K排水路だけではなくて、第一原発の敷地または敷地外も含めてあらゆるリスクの総点検をしなさいということで、今現在鋭意やっております。
○高木副大臣 まず、K排水路に関しまして、港湾内につながっているC排水路へ移送する、水を移しかえるということで、ポンプを設置いたしました。四月十七日より運転をスタートいたしましたが、四月二十一日の八時四十五分ごろ、東京電力の巡視点検により、ポンプが停止していることが発覚をいたしまして、同日二十時九分に運転を再開した、このように伺っております。
先日、福島第一原発のK排水路、ポンプがとまったというようなお話があったんですけれども、その辺の事実をちょっと一度整理して、まず、どういう状況だったかということについてお話をいただけますでしょうか。
現状、先日の特にK排水路の水質データが公表し切れなかったというようなことも重なって、今、漁業者との信頼関係、さまざま努力をしておりますけれどもなかなか回復していない。その結果、当初予定をされておりましたサブドレーンの稼働の見通しというのは立たなくなっている。これは大変大きな問題だと思っております。
いわゆるK排水路というのは一般の雨水とかそういうものが流れるところで、電源がとまったこと自体は、やはりきちっと、昨日の検討会で、仮設電源から恒設電源への切りかえの工事もするし、バックアップ電源もつけるということを約束していただいたので、それはそれで。
御存じのように、K排水路というのはトンネルですので、地面の下を走っております、B、C排水路というのは陸上に出ておりますので、ポンプアップをする必要がございます。
まず冒頭、これは、ことしの二月に報じられましたいわゆる東電の相変わらずの情報公開に対する後ろ向きの姿勢、また、規制委員会そのものの管理監督に対する不十分な姿勢、これらにつきまして指摘が繰り返されましたK排水路の汚染水問題について、これをお尋ねさせていただきます。
K排水路を含めまして本年二月二十四日に実施した東京電力との面談において、平成二十六年四月から本年一月にかけて、K排水路に流れ込む二号機原子炉建屋大物搬入口屋上のたまり水や降雨時にK排水路において比較的高い濃度の放射性物質が計測されたとの報告を受け、当該たまり水が流入するK排水路内を調査し報告することを求めております。
東電の当事者能力のなさは、先日発覚したK排水路の汚染水漏えいの隠蔽問題で改めて浮き彫りになりました。政府は、福島の事故の収束さえできない東電に柏崎刈羽原発の再稼働を認めようというのですか。 原賠支援機構法に基づく新・総合特別事業計画は、この東電とメガバンクの救済のために実に九兆円以上もの国費を投入するものですが、この間の経緯を見れば、同計画の破綻は明らかです。
○国務大臣(宮沢洋一君) まず、東電につきましては、今回、K排水路につきましても、私どもにも八か月、九か月ですか、報告がないといったようなことがあり、また、公表してこなかったという問題点が発覚しまして、やはり、委員おっしゃるように、随分変わってきたとは言われましても、まだ企業風土として改善していかなければいけない点が多々残っているという認識であります。
○高木副大臣 今御指摘ありましたようなK排水路の問題であると思いますけれども、これにつきましては、今御指摘ありましたように、特に漁業者を初めとして地元の関係者の皆様方との信頼関係、これは最も重要である、このように私たちも認識しておりました。そんな中で、今回のK排水路の放射線の値の問題、情報公開がなされていなかったということで、大変不信感が高まったのは確かであると思います。
一方で、このK排水路の排水口からの、水が漏れていたという件につきましては、やはり、港湾外のモニタリングを相当精密にやっておりまして、K排水路の近くにもモニターがあるわけでございますけれども、そこの数値というものが一貫して告示濃度限度に比べて十分低いということから、港湾外への影響はないという判断をずっとしてきたわけでございます。
昨年の一月二十四日の汚染水対策検討ワーキンググループで、K排水路など港湾外にある出口のつけかえについて、東電が検討している中身を次回なりに報告すると確認をしたのに、回答があったのはことしの二月二十七日の規制庁と東電の面談のときだということが前回の委員会で明らかになりました。
二十日に続きまして、福島第一原発K排水路の問題について質問いたします。きょうは東京電力の廣瀬社長にも御出席いただきました。 二十日の当委員会で、東電が高い放射性物質濃度の雨水がK排水路から外洋に流れていることを昨年の一月に政府に報告して以来、ことしの二月二十四日まで一年間もデータを公表しなかった理由について、高木副大臣はよくわからないと答弁されました。
また、K排水路についてはその時点ではまだ明確ではありませんでした。排水路の放射能濃度等、取得したデータについては、とにかくその測定して分かった時点でもよいから速やかに報告するよう東京電力に指示してまいりました。 しかし、各排水路の放射能濃度について報告がありましたのは、ただいま経済産業省から報告がありましたように、本年二月二十四日に至っております。
先生御指摘の件はK排水路の放射性物質濃度のデータの件であると思いますけれども、経済産業省の方に東京電力から報告がなされましたのは昨年二月の廃炉・汚染水対策現地調整会議においてでございます。
○本村(賢)委員 この水産の関係でいいますと、先ほどからも御質問が出ていますが、二月二十四日の福島第一発電所のK排水路の汚染水問題がございました。 政府は、平成二十五年九月三日に決定しました東京電力福島第一原子力発電所における汚染水問題に関する基本方針によれば、汚染水問題に対して、東京電力に任せるのではなく、国が前面に出て必要な対策を実行していくというお話がございました。
二月二十四日に東京電力が公表しました福島第一原発K排水路の問題について、これが本当に国が前に出た結果なのかということについて質問いたしたいと思います。 この間の汚染水問題の経過をまとめた資料を配らせていただいておりますので、これをごらんになりながら、よろしくお願いします。 港湾外の外洋に面するK排水路の排水口から、放射能汚染水が事故の後四年間ずっと海に排出されていた。
だから、K排水路を、今ごろになってこんなにばたばたするんだったら、なぜそのときしていなかったのか。できるような体制をなぜとらなかったのかということも含めて、ぜひ検証していただきたいと思います。 一年前に東電の社内でK排水路のつけかえを検討していたのは、もう隠しようのない事実ですね。
一つは、昨年の一月二十四日に、東電が規制委員会にK排水路のつけかえの検討結果を次回なりに報告すると約束をして、十三カ月もたってK排水路からの汚染水の外洋流出が明らかになった直後に、まずこの問題を言ったわけですね。しかも、公開されている今おっしゃった面談記録の中には、そのことは一切書かれておりません。
○参考人(廣瀬直己君) K排水路は、先ほど申し上げましたとおり、雨水が流れていく、外洋に出る排水路でございますので、当然ある意味の、爆発によって堆積してしまった放射性物質を雨水が流して、そういう意味でその排水路に流れていくということはあったのだというふうに思っております。
○参考人(廣瀬直己君) K排水路からの放出についてお答えを申し上げます。 K排水路は排水路でございますので、敷地に降った雨等々が流れ込んで海に放出される放水路でございます。